「不満はない。でも、このままでいい気もしない」──それが一番苦しかった。
毎日仕事はしているのに、成長している実感がまったくない。
以前の私は、そんな停滞感を抱えながら会社員として働いていました。
職場環境が極端に悪いわけでもなく、人間関係が壊れているわけでもない。
「不満がないのに苦しい」という、いちばん説明しにくい状態だったと思います。
それでも心の奥では、ずっと同じ問いが消えませんでした。
「このまま会社員を続けていて、本当に大丈夫なのか?」
この記事では、成長実感ゼロの状態から再スタートを決めるに至った理由と、その分岐点を体験談としてまとめます。
重要
この記事は「会社を辞めたら人生が好転した」という単純な成功談ではありません。
成長実感がなくなった会社員が、停滞に気づき、再スタートを決めるまでの思考と行動を、一人称の体験談としてまとめています。
この記事でわかること
- 成長実感がなくなると何が起きるのか(停滞のサイン)
- 「悪くない職場」なのに苦しくなった理由
- 再スタートを意識したきっかけと決断の分岐点
- いきなり辞めずに最初にやった「小さな一歩」
成長している実感がなくなった会社員時代
毎日同じ業務をこなすだけの日々
ある時期から、仕事が「慣れた作業」になっていきました。
最初の頃は学ぶことが多く、できることが増える感覚もありましたが、気づけばルーティンが中心。
仕事のスピードは上がったけれど、自分の価値が増えている感じはしない――そんな状態です。
「仕事は回せている」
「大きな失敗もしていない」
でも、終業後に残るのは達成感ではなく、どこか虚しさに近い感覚でした。
「これ、来年も同じことをやってる気がする…」と、ふと思う瞬間が増えていきました。
「悪くはない」が一番怖かった理由
停滞が怖いのは、明確なトラブルが起きないことです。
ブラック企業なら辞める理由がはっきりする。
でも「悪くはない職場」だと、辞める理由が見つからない。
その結果、「このままでもいいのか」「でも今辞めるのは甘えじゃないか」と考え続け、
自分の中でいつまでも結論が出ないまま時間だけが過ぎていきます。
- 不満が少ないから、危機感が持てない
- でも成長していない実感だけは確実に積もる
- 「辞める理由探し」をしてしまい、余計に苦しくなる
違和感が少しずつ積み重なっていった瞬間
数年前の自分と比べて何も変わっていない
あるとき、ふと「数年前の自分」と比べてみました。
仕事内容、生活リズム、できること。
大きく変わっていないことに気づいた瞬間、背中に冷たいものが走りました。
成長実感がない状態の怖さは、今が苦しいことではなく、
気づいたときには“選択肢が減っている”ことです。
後輩が増えて気づいた「このままでいいのか」
後輩が増えると、自然と比較が起きます。
若い人が新しいことを吸収していくスピード、挑戦の勢い。
それを見ていると、焦りが生まれる一方で、自分は同じ場所に立ち止まっているように感じました。
このとき初めて、停滞感が「気のせい」ではなく、現実の問題として迫ってきた気がします。
こういうとき、思考の土台が整っていないと「自分を責める」方向に行きがちです。
マインド面の整理には、こちらも参考になります。
→ 【再スタートの土台】副業・人生を変えるマインドの基本と思考法まとめ
再スタートを意識するようになったきっかけ
小さな出来事が強く刺さった理由
再スタートを意識するきっかけは、劇的な出来事ではありませんでした。
むしろ「小さな違和感」が積み重なった先で、ある出来事がトドメになった感覚です。
例えば、評価や人事の話。
「頑張っても結局ここまでなのかもしれない」と思ってしまう瞬間。
その一つひとつが、静かに心に刺さっていきました。
「今すぐ困っていない」ことへの危機感
最大の問題は、「今すぐ困っていない」ことでした。
生活は回る。給料も入る。仕事もある。
だからこそ、何もしない理由がいくらでも作れてしまう。
分岐点前
「何も起きていない今こそが危険なのでは?」
そう思えたことが、再スタートを考え始める最初の分岐点でした。
なぜそのタイミングで「再スタート」を決めたのか
辞めたいのではなく「変わりたかった」
誤解されたくないのですが、私は会社が嫌いだったわけではありません。
ただ、「このまま同じ場所に居続けること」が怖くなったのです。
辞めたいのではなく、変わりたい。
環境を変えることも、学び直すことも、働き方を見直すことも含めて、
自分の人生を“選び直す”必要があると思いました。
一番大きかったのは「選択肢が減る恐怖」
停滞している間にも、時間は進みます。
何かを選ぶための選択肢は、年齢や環境で少しずつ減っていく。
この“静かな恐怖”が、私にとって一番大きかったです。
お金の不安も絡むと、さらに身動きが取れなくなります。
考え方の切り替えについては、こちらの体験談も参考になります。
→ 【体験談】お金の不安が消えたのは、収入より「考え方」が変わった瞬間だった
再スタートを決めて最初にやったこと
いきなり大きく変えなかった理由
再スタート=退職、ではありません。
私はいきなり辞めるのではなく、まず「準備」を優先しました。
理由は単純で、勢いで動くと失敗しやすいからです。
最初は小さく、でも確実に。
この考え方に変えてから、気持ちが落ち着きました。
小さな行動が気持ちを変えた
最初の一歩
- 今の仕事で身についたスキルを言語化する
- 伸ばしたいスキルと、足りないスキルを整理する
- 毎日15分だけ学び直しの時間を作る
- 「やらないこと」を決めて、消耗を減らす
やったこと自体は地味です。
でも、地味な行動でも「前に進んでいる」という感覚が戻るだけで、停滞感はかなり薄れました。
再スタートを決めてから感じた変化
不安はあるが、停滞感は消えた
正直に言うと、不安がゼロになったわけではありません。
でも「不安がある=悪いこと」ではなく、動き出した証拠だと思えるようになりました。
停滞していた頃は、不安があるのに何もしていなかった。
今は、不安があるけど行動している。
停滞していた頃は「不安なのに動いていない」、今は「不安でも動いている」──この違いは想像以上に大きかったです。
「選んでいる」という感覚が戻った
一番の変化は、人生を“受け身”で生きる感覚が減ったことです。
環境に流されるのではなく、自分で選び直している。
その感覚が戻ってきました。
生活習慣を整えるだけでも、停滞から抜け出しやすくなります。
こちらのストーリーも参考になります。
→ 【再現ストーリー】副業より先に生活習慣を変えたら、少しずつ結果が出始めた話
今振り返って思う「成長実感がない状態の怖さ」
何も起きていないのが一番のリスク
成長実感がない状態の怖さは、目立った事件が起きないことです。
だからこそ、気づいたときには時間が経っている。
この“静かな消耗”が、一番危険だと感じました。
再スタートは特別な人だけの話ではない
再スタートは、才能がある人だけがやるものではありません。
むしろ「普通に働いてきた人ほど」停滞に気づきにくい。
だからこそ、早めに気づいて小さく動くことが大切です。
教訓
再スタートに必要だったのは、勢いや勇気ではなく、「小さく動いて、選択肢を増やすこと」でした。
同じように成長実感がない人へ
今すぐ辞めなくてもいい
もし今、成長実感がなくて苦しいなら、無理に辞めなくても大丈夫です。
再スタート=退職ではなく、「選び直す」こと。
小さく動き出すだけでも、状況は変わり始めます。
今日できる「停滞から抜ける一歩」
今日できる一歩(小さくてOK)
- 今の仕事でできることを10個書き出す
- 「できるようになりたいこと」を3つ決める
- 毎日15分だけ学び直し(動画・本・記事)をする
- 消耗する習慣を1つやめる(夜更かし・SNSだらだらなど)
再スタートは「人生を変える決断」ではなく、「今の自分を見直す選択」から始まります。
自分に合う再スタートの方向性を整理したい方はこちらもどうぞ。
