「今年こそ目標を達成するぞ!」と決めたのに、
気づけばいつの間にか忘れてしまっている…。
「気合いを入れてスタートしたのに、3日後には元通り」そんな経験はありませんか?
じつは、目標がうまく達成できない最大の原因は、やる気不足ではなく “目標設定の方法” にあります。
そこで役立つのが、成果を出す人がよく使っているSMART(スマート)法則です。
SMART法則を使うと、
- 曖昧な目標が「行動レベル」に落とし込める
- 小さな成功を積み重ねやすくなる
- 継続力が自然と身につく
というメリットがあります。
この記事では、SMART法則の基本と、「続ける人」が実際にやっている具体的ステップを
わかりやすく解説していきます。
副業・スキルアップ・勉強・ダイエットなど、どんな目標にも応用できる考え方なので、あなた自身のテーマに置き換えながら読んでみてください。
なぜ目標達成できないのか?“失敗のパターン”を知るところから
まずは、「なぜうまくいかないのか?」という
失敗パターンを知るところから始めましょう。
目標が曖昧すぎて行動に落とし込めない
よくあるのが、次のような目標です。
- 「副業で稼げるようになりたい」
- 「英語を話せるようになりたい」
- 「ダイエットを成功させたい」
一見すると素敵な目標ですが、
これだけでは「今日何をすればいいか」が分かりません。
行動に落とし込めない目標は、どうしても三日坊主になりがちです。
気合いと根性で乗り切ろうとしてしまう
「今度こそ本気で頑張る!」と、
スタート時のやる気だけを頼りにしてしまうのも、よくあるパターンです。
しかし、やる気は波があって当然で、
毎日100%のモチベーションを維持することは現実的ではありません。
「気合いで何とかする」スタイルは、
最初はうまくいっても、どうしても長続きしづらいのです。
モチベーションとの付き合い方は、
【モチベーション維持】やる気をキープする5つの習慣
もあわせて読むと理解が深まります。
結果ばかりに意識が向き、プロセスが見えていない
また、「月◯万円稼ぐ」「体重を◯kgにする」といった結果だけの目標に意識が偏っていると、
- 今何をどれくらいやればいいのか分からない
- 進んでいるのかどうかが実感できない
という状態になりがちです。
結果よりも、「そこに至るまでのプロセス」を設計できるかどうかが、目標達成のカギになります。
考え方の土台を変えたいときは、
【思考を変える】うまくいく人が持っている5つの考え方
も参考になります。
SMART法則とは?成果を出す人が使う“5つの条件”
こうした失敗パターンを避けるためのフレームワークが、SMART(スマート)法則です。
SMARTは、次の5つの頭文字を取ったものです。
S(Specific):具体的である
誰が読んでもイメージできるくらい、「何を」「どのくらい」やるのかを具体的にすることです。
例)
「副業を頑張る」→「ブログ記事を月に4本アップする」
M(Measurable):測定できる
進捗が数字で確認できるようにしておくと、「どれくらい進んだか」が見えてモチベーションを保ちやすくなります。
例)
「英語力を上げる」→「毎日30分、英単語アプリで学習する」
A(Achievable):達成可能である
理想は高くてもかまいませんが、現実的に達成できるラインに落とし込むことが重要です。
いきなり「毎日3時間勉強」ではなく、
「まずは毎日15分」から始めるなど、今の生活に馴染むレベルに設定しましょう。
R(Relevant):自分の目的や価値観に合っている
その目標が、あなたの人生の方向性や価値観とつながっていなければ、途中で意味を見失いやすくなります。
「なぜそれを達成したいのか?」という理由もセットで考えておきましょう。
価値観や人生の軸については、
【自己分析】あなたの強みを見つける思考整理法
も役立ちます。
T(Time-bound):期限が決まっている
「いつまでにやるか」が決まっていない目標は、
どうしても後回しになってしまいます。
「3ヶ月で」「まずは1週間だけ」など、期限を区切ることで行動が具体化しやすくなります。
これから紹介するチェックリストのように、5つの条件を目標づくりの物差しとして使うと、迷わずにSMART目標を整えられます。
SMART法則の5つの条件
- S:Specific(具体的)…誰が聞いてもイメージできる目標か?
- M:Measurable(測定可能)…数字や回数で追えるか?
- A:Achievable(達成可能)…今の生活で現実的か?
- R:Relevant(関連性)…自分の目的や価値観とつながっているか?
- T:Time-bound(期限)…いつまでに達成するのか決まっているか?
この5つを満たすように目標を設計することで、
「やる気に頼らなくても続けられる目標」へと変わっていきます。
SMART法則を使った“目標設定の作り方”
ここからは、実際にSMART法則を使って目標を作る手順を見ていきましょう。
① まずは“ざっくり目標”を書き出す
最初から完璧なSMART目標にしようとすると、手が止まってしまいます。
まずは、
- 副業で◯万円稼ぎたい
- 英語で日常会話ができるようになりたい
- 半年で体重を◯kg落としたい
といった、ざっくりした目標を書き出すところから始めましょう。
② SMARTの5条件に沿って整える
次に、そのざっくり目標をSMARTの5条件に当てはめて、
1つずつ具体化していきます。
例)「副業で稼ぎたい」→ ブログの場合:
- Specific:「副業ブログで収益を出す」
- Measurable:「月4本の記事を公開する」
- Achievable:「週1本なら現実的」
- Relevant:「将来フリーで働きたい、その準備になる」
- Time-bound:「3ヶ月継続する」
③ 行動ベースの「小さなタスク」へ分解する
SMARTに整えたら、次は
「今日・明日できる行動レベル」にまで分解します。
例)「月4本記事を書く」を行動レベルにすると、
- 1日目:テーマを決める・見出し案を作る
- 2日目:リサーチをする
- 3日目:本文の前半だけ書く
- 4日目:本文の後半とまとめを書く
といったイメージです。行動に分解する考え方は、
【習慣化の科学】三日坊主を抜け出す行動ルール
とも相性が良い視点です。
④ 明確な期限を設定して「締め切り効果」を使う
最後に、それぞれのタスクに期限を設定します。
- 記事のアウトラインは「◯日まで」
- 本文執筆は「◯日まで」
- 公開は「毎週日曜日」
期限を決めることで、
「また今度でいいか…」と先延ばしになりにくくなります。
時間の使い方全体を見直したい場合は、
【時間を味方に】継続できる人の時間管理術
もチェックしてみてください。
小さな成功を積み重ねるための行動テクニック
SMART法則で目標を作ったあとは、
「続けるための工夫」を取り入れていくのがポイントです。
成功ハードルを“低すぎるほど低く”する
継続のコツは、「これなら疲れていてもできる」レベルまでハードルを下げることです。
- 1日3時間勉強 → まずは「15分だけ」
- 毎日1記事執筆 → 「見出しだけ書く」から
やる気に関係なくできるくらい、
ハードルを下げてから少しずつ上げていきましょう。
1日5分・1行・1ページなど「続く単位」を決める
「毎日◯◯する」というより、
- 5分だけやる
- 1行だけ書く
- 1ページだけ読む
といった「続けやすい単位」を決めておくと、
習慣化しやすくなります。
やったことを見える化する(チェック式がおすすめ)
カレンダーやToDoリストにチェックを入れたり、日記やノートに「今日やったこと」を1行書くだけでもOKです。
目に見える形で「できた」が積み上がると、自己効力感(自分はやればできるという感覚)が育っていきます。
続けるための「ご褒美システム」を設計する
人は「やると気持ちいいこと」が続きやすい生き物です。
- 30分作業したら、好きな飲み物を飲む
- 1週間続いたら、ちょっと良いスイーツを買う
など、小さなご褒美を仕組みとして組み込んでおきましょう。モチベーションとの付き合い方は、
【モチベーション維持】やる気をキープする5つの習慣
も参考になります。
小さな成功を積み重ねるための4つの工夫
- ハードルは「低すぎるくらい低く」設定する
- 5分・1行・1ページなどの続けやすい単位を決める
- チェックや記録で「できた」を見える化する
- 小さなご褒美システムを仕込んでおく
SMART法則+習慣化で継続が楽になる理由
SMART法則で目標を「設計」し、習慣化の仕組みを取り入れることで、継続はグッと楽になります。
「できている自分」を積み重ね、自己効力感が高まる
小さな行動でも、「今日もできた」という経験が増えるほど、「自分はやればできる」という感覚が育ちます。
この自己効力感こそが、中長期的な目標達成を支える土台です。
成功体験が増えるほど行動の負荷が下がる
最初は大変に感じた行動も、回数を重ねるうちに慣れてきて、「やるのが当たり前」という感覚に近づいていきます。
意志力ではなく「仕組み」で継続できるようになる
SMART法則で目標を明確にし、習慣と環境を整えていくことで、
- やる気がなくても、やることが明確
- やらないと逆に落ち着かない
という状態をつくることができます。失敗や挫折をどう捉え直すかは、
【再スタートの心構え】失敗を糧にするマインドセット
も参考になります。
目標達成がうまくいった人のリアルなケース
Case1:副業で“1日15分作業”から収益化につながった例
会社員のAさんは、「副業で稼ぎたい」と思いながらも、仕事終わりには疲れて手が止まってしまう状態でした。
そこで、SMART法則を使って、
- 「3ヶ月でブログ記事を12本公開する」
- 「平日は1日15分だけ作業する」
という目標に変更。1日15分でも、3ヶ月後にはしっかり記事が積み上がり、少額ながら収益が発生するようになりました。
Case2:勉強が続かず挫折した人がSMARTで復活した例
資格勉強をしていたBさんは、「毎日2時間勉強する」という目標を掲げていましたが、仕事との両立が難しく、すぐに挫折してしまいました。
そこで、目標をSMARTに見直し、
- 「平日は30分、休日は1時間勉強」
- 「1ヶ月でテキスト◯ページまで進める」
という現実的なラインに調整。結果として、以前よりもストレスなく学習を継続でき、予定より少し遅れながらも合格ラインに到達できました。
Case3:ダイエットに毎回失敗していた人の意識改革
Cさんは、何度もダイエットに挑戦してはリバウンドを繰り返していました。
「3ヶ月で◯kg減らす」という結果目標だけでなく、
- 「平日は毎日、夜に10分だけウォーキング」
- 「毎日1回は階段を選ぶ」
といった行動レベルのSMART目標を設定。体重の変化だけでなく、「今日は階段を選べた」「10分歩けた」という小さな成功に目を向けられるようになり、半年後には無理なく体重を落とすことに成功しました。
うまくいった人に共通するポイント
- 高すぎるノルマではなく、現実的なSMART目標に調整した
- 「結果」だけでなく、毎日の行動を目標に組み込んだ
- 小さな成功を認めることで、自己効力感を高めていった
今日から始められる!SMART法則の実践ステップ
最後に、今日からすぐに試せるSMART法則の簡単4ステップをまとめます。
Step1|ざっくり目標を書いてみる
「副業で◯万円稼ぎたい」「英語を話せるようになりたい」など、まずは自由に書き出してOKです。
Step2|SMART条件に沿って整える
その目標を、S・M・A・R・Tの5つの観点で見直し、具体化・数値化・現実化・関連性・期限を整えていきましょう。
Step3|15分以内でできる行動に分解する
「15分あればできるタスク」に分解するのがポイントです。
- 本を1ページ読む
- アウトラインだけ作る
- 5問だけ解く
Step4|期限・頻度を決めて進捗管理する
「週◯回」「◯日まで」といった形で、期限と頻度を決めてカレンダーやノートに書き込みましょう。
SMART法則 実践4ステップ(おさらい)
- ざっくり目標を書き出す
- SMARTの5条件で目標を整える
- 15分以内の行動に分解する
- 期限・頻度を決めて進捗を見える化する
完璧な目標を作るより、
「とりあえずSMARTで形にして、やりながら調整する」感覚がおすすめです。
まとめ|SMART法則で“成功体験”を積み上げよう
最後に、この記事の内容を振り返っておきましょう。
- 目標が達成できないのは、やる気不足ではなく「設計」の問題であることが多い
- SMART法則は、目標を具体的・測定可能・現実的・価値観と一致・期限付きに整えるフレームワーク
- SMART目標は、行動レベルの小さなタスクに分解してこそ力を発揮する
- 小さな成功を積み重ねることで、自己効力感が高まり継続が楽になる
- SMART法則は1回で完璧にする必要はなく、やりながら何度でも調整してOK
今日からできる一歩としては、
- 今頭に浮かんでいる「ざっくり目標」を1つ書き出す
- SMARTの5条件に沿って、少しだけ具体化してみる
- 15分以内でできる行動を1つだけ決めて、今日中にやってみる
この3つのうち、どれか1つでも動いてみれば、
あなたの目標は、ただの「願望」から「実現に向かう計画」へと変わり始めます。
自分の強みや方向性をより深く知りたいときは、
【自己分析】あなたの強みを見つける思考整理法 や
【はじめに】スキルアップが人生を豊かにする理由もあわせて読んでみてください。
今日から始める“SMART目標づくり”ミニアクション
- ざっくりでいいので叶えたいことを1つ書き出す
- SMARTの5条件を見ながら目標文を1回だけ書き直す
- その目標に向けて「今日やること」を1つだけ決めて実行する
大きな目標も、始まりは小さな1歩から。SMART法則を味方につけて、少しずつ「達成できる自分」を育てていきましょう。
