「このままの自分では、何も変わらない──。」
そう感じていた私は、30代後半で“学び直し”を始めました。きっかけは、仕事への焦りと、将来への漠然とした不安。そして何より、「自分の人生を取り戻したい」という想いでした。
この記事は、学び直しによって少しずつ変わっていった私自身のリアルな記録です。
- なぜ学び直しを始めたのか
- どんなスキルを選び、どうやって続けたのか
- 忙しい会社員生活の中での工夫と挫折の乗り越え方
- 学び直しが、働き方と人生観にどんな変化をもたらしたのか
これは特別な才能があった話ではなく、平凡な会社員が、「今日の30分」を積み重ねて人生を変えていった物語です。学び直しに興味がある方、キャリアの再スタートを考えている方にとって、きっとヒントになるはずです。
このストーリーから得られること
- 学び直しを決意するまでのリアルな心情と背景
- 会社員でも続けられた「ゆるい学習ルール」と習慣化のコツ
- 小さな成果が自己肯定感や周りの評価に与えた変化
- 学び直しが働き方・人生観をどう変えたのかという具体例
- 今日から始められる“学び直しの最初の3ステップ”
※この記事は、私自身の体験をもとにした一人称ストーリーです。誰にでも同じ結果を保証するものではありませんが、「平凡な会社員でもここまで変われた」という一つの例として読んでいただければ嬉しいです。
学び直しを始める前の“行き詰まり”と不安
仕事も気持ちも停滞していた日々
数年前の私は、いわゆる「どこにでもいる会社員」でした。
毎朝同じ時間に満員電車に揺られ、ルーチンワークをこなし、気づけば定時を過ぎている。評価は「可もなく不可もなく」。大きな失敗はしていないけれど、特別な成果も出せていない。
帰り道、コンビニで買った惣菜を片手に、ぼんやりとスマホを眺める。SNSには、「副業で収入が増えた」「リモートワークで自由に働いている」といった投稿が流れてきます。
正直に言えば、そのときの私は、そんな投稿を見ては心のどこかで少しだけイラッとしていました。「どうせ一部の人だけでしょ」「自分とは世界が違う」と。
「変わらないまま年齢だけ重ねる不安」
とはいえ、焦りがなかったわけではありません。
30代後半になり、会社では若手とは言えない立場。かといって、管理職として引っ張っていけるほどの実績もスキルもない。
将来を思い浮かべると、こんな問いが頭の中をぐるぐる回りました。
- このまま10年後も同じ仕事をしているのだろうか?
- もし会社の業績が悪くなったら、自分は生き残れるのか?
- 「自分にしかできないこと」と胸を張って言えるスキルがあるのか?
答えは、どれも「NO」に近いものでした。それなのに、具体的な行動には移せない。そんな矛盾した日々を、私はしばらく過ごしていました。
お金や働き方に対する不安は、家計の面にも現れていました。
同じようなモヤモヤを抱えていた頃の話は、こちらのストーリーとも重なります。
→ 【再現ストーリー】固定費削減×副業で家計を黒字化した30代会社員の実話|月1万円から変わった再スタート術
最初の一歩を踏み出せなかった理由
頭の中では「何か始めなきゃ」と思いながらも、行動には移せない理由がいくつもありました。
- 今さら新しいことを学ぶなんて遅いのではないか
- 仕事が忙しくて、勉強する時間なんて取れない
- 何を学べばいいのか分からない
- 中途半端に始めて、どうせ続かないだろうという自己不信
今振り返ってみると、これらは理由というよりも「言い訳」に近かったのかもしれません。ただ、そのときの私には、その言い訳を打ち消すだけのエネルギーは残っていませんでした。
学び直しを始めるきっかけになった“ある出来事”
些細な瞬間が心に刺さった
そんな私が動き出すきっかけになったのは、本当に些細な瞬間でした。
ある日、帰りの電車で偶然目にした記事。タイトルはたしか、「40代からの学び直しでキャリアが変わった話」のようなものでした。
その記事に登場していたのは、まさに私と同じような、平凡な会社員。
特別な経歴もなく、むしろ途中までは私よりも苦しい状況にいるように感じました。
ただ一つ違ったのは、その人がある日を境に「学び直し」を決意し、行動を始めたということ。そして数年後、働き方も収入も、何より自分自身の感覚が大きく変わっていたということでした。
「このままじゃダメだ」と思えた理由
記事を読み終えたとき、胸の奥に小さなモヤモヤが残りました。
「この人にできたなら、自分にもできるかもしれない」
「いや、そもそも何もせずに羨ましがっているだけの自分の方が、よっぽどダサいのではないか」
そう思った瞬間、心のどこかで「このままじゃダメだ」と、はっきりした言葉が浮かびました。
それは、誰かに言われたのではなく、自分で自分に向けた言葉でした。
自分に残された選択肢に気づいた
その日、家に帰ってからノートを一冊取り出し、こう書きました。
「今のまま、何もせずに過ごす未来」と、「小さくても何かを始める未来」。
比べてみたとき、どちらが怖いかは一瞬で分かりました。
私にとって本当に怖かったのは、「何も変わらないまま、ただ年を取っていく自分」だったのです。
そこから、少しずつですが、学び直しへの一歩を踏み出していくことになります。
同じように再スタートに踏み出した人たちの話は、こちらにもまとまっています。
→ 再スタート体験談まとめ|人生を立て直した人たちのストーリー一覧
このとき心の中で起きていた変化
- 「うらやましい他人の話」から「自分も挑戦できるかもしれない話」へと見方が変わった
- 何もしないリスクの方が、行動するリスクよりも怖いと気づいた
- 完璧を目指すのではなく、「小さな一歩なら踏み出せる」と思えるようになった
最初に始めた学びとスキルとの出会い
私が選んだスキル分野(Web/ライティング/デザインなど)
「学び直しをする」と決めたものの、最初の壁はすぐに現れました。
それは、「何を学べばいいのか分からない」という壁です。
プログラミング、Webデザイン、動画編集、マーケティング、英語…。
選択肢は多すぎて、そのどれもが中途半端に見えました。
そこで私は、もう一度ノートを開き、これまでの仕事や経験を書き出してみました。
- 社内向けのマニュアルや手順書を作っていた
- 資料づくりで文章や図解をよく使っていた
- 人に何かを説明するとき、「分かりやすい」と言われることが多かった
こうして棚卸しをしていくうちに、「文章を書く」「情報を分かりやすく伝える」という点が、自分の中での共通項として浮かび上がってきました。
最終的に私が選んだのは、
- Webライティング
- Webサイトやブログ運営に必要な基礎的なWebスキル(WordPressや簡単なHTML/CSS)
という、文章とWebを組み合わせたスキルでした。
なぜそのスキルが“しっくり”来たのか
このスキルを選んだ理由は、とてもシンプルです。
- これまでの経験(文章作成・資料づくり)が活かせそうだった
- 学んだことを副業にも転職にも活かせる汎用性が高いと感じた
- パソコン1台で完結し、在宅でも取り組める
何より大きかったのは、「なんとなくワクワクする」感覚でした。
完璧な理由はなくても、「ちょっとやってみたい」と思える気持ちが、当時の私には十分な動機でした。
「自分にできること」から逆算した選び方
このときに学んだのは、「学ぶ内容は、ゼロベースで考えすぎない方がいい」ということです。
まったく未知の分野に飛び込むのも悪くはありませんが、
私のように自信がない人間にとっては、「これまでの自分の延長線上にあるスキル」の方が始めやすいと感じました。
初心者でも始めやすい副業やスキルの方向性は、こちらの記事も参考になると思います。
→ 初心者でもできる副業ランキングTOP5|再スタートにおすすめ【2025年最新版】
会社員でも続けられた学習ルールと習慣化のコツ
平日30分だけの“ゆるいルール”
スキルを決めたものの、次の課題は「どうやって続けるか」でした。
そこで私が作ったルールは、とてもシンプルなものでした。
「平日は、毎日30分だけ学ぶ」
1時間でもなく、週に3日でもなく、「毎日30分」。
このルールにしたのには理由があります。
- 30分なら、どれだけ忙しくても“なんとか捻り出せる”と感じたから
- 「毎日」の方が、「今日はやる/今日はやらない」と迷わずに済むから
- 短時間でも積み重ねれば、数か月後の差は大きいと信じたから
完璧な計画ではなく、現実的に続けられる「ゆるさ」を大切にしました。
やる気がない日の「最低ライン」
とはいえ、人間なので、どうしてもやる気が出ない日もあります。
残業でクタクタの日や、嫌なことがあった日もありました。
そんなときのために決めたのが、「最低ライン」です。
- テキストを1ページ読むだけでもOK
- Web記事を1本読んで、良いと思ったポイントを1つメモするだけでもOK
- PCを開いて、昨日書いた文章に1行だけ追記するだけでもOK
とにかく、「ゼロの日を作らない」ことを最優先にしました。
これによって、学び直しは「気合を入れてやる特別なこと」ではなく、歯磨きのような日常の一部になっていきました。
継続できたのは仕組みのおかげだった
振り返ってみると、私が続けられたのは、根性があったからでも、意思が強かったからでもなく、「続けざるを得ない仕組み」を作ったからでした。
- 机の上にノートPCとテキストを出しっぱなしにしておく
- 毎日同じ時間帯(寝る前など)に学習する習慣をつくる
- 学習ログをノートやアプリに残して、「連続記録」を途切れさせない
こうした仕組みのおかげで、やる気に頼らずに学び直しを続けることができました。
学習や副業を習慣化するためのコツは、こちらの記事でも詳しくまとめています。
→ 【習慣化のコツ】三日坊主で終わらせない“学びと副業”の続け方
小さな成果が人生を動かし始めた瞬間
「できた」による自己肯定感の回復
学び直しを始めてしばらくは、目に見える変化はほとんどありませんでした。
収入が増えたわけでも、仕事の内容が急に変わったわけでもありません。
それでも、3か月ほど経った頃から、少しずつ「小さな変化」が出てきました。
- 自分のブログに初めて記事を公開できた
- 書いた文章に「読みやすかった」とコメントをもらえた
- 簡単なページを自分の手で作れるようになった
それは本当に小さな一歩でしたが、私にとっては大きな意味がありました。
長い間「何も成し遂げていない」と感じていた自分が、久しぶりに「できた」という感覚を味わえたからです。
周りの反応が変わっていった
やがて、変化は周りにも広がっていきました。
社内で簡単な資料を作るとき、学んだことを活かして図解や見出しを工夫してみたところ、上司から「今回の資料、いつもより見やすいね」と言われたのです。
たった一言でしたが、私にとっては大きな励みになりました。
「学んでいることが、ちゃんと日常の中で使えている」と実感できた瞬間だったからです。
過去の自分との比較で見えた成長
それから半年ほど経った頃、学び始めた頃のノートをふと開いてみました。
そこには、「何を学べばいいか分からない」「どうせ続かないだろう」と不安をこぼしていた頃の自分の言葉が並んでいました。
そのノートを読んで、私はようやく気づきました。
「あの頃の自分と比べれば、今の自分はたしかに前に進んでいる」と。
誰かと比べればまだまだかもしれない。
でも、「過去の自分との比較」で見れば、成長は確かに存在していました。
学んだスキルを活かして、ブログや副業収入につなげる人の例はこちらのストーリーも参考になります。
→ 【実例あり】副業ブログで月1万円を稼ぐまでの5ステップ|初心者でも再現できる仕組み
学び直しで起きた主な変化
- 「何もできない自分」から「少しずつ成長している自分」へと自己評価が変わった
- 会社の外でも通用するスキルがあるという感覚が芽生えた
- 挑戦を怖がるよりも、「やってみたい」という気持ちが勝つようになった
学び直しが“働き方”と“人生観”に与えた変化
自分の市場価値を実感できた
学び直しを続ける中で、私は少しずつ「自分の市場価値」を意識するようになりました。
- このスキルは、社外でも通用するだろうか?
- 自分の経験と掛け合わせたら、どんな価値を提供できるだろうか?
- もし今の会社を離れても、このスキルがあれば何とかなるだろうか?
こうした視点で自分を見つめ直すことで、「会社に依存するしかない」という思い込みが少しずつ薄れていきました。
会社に依存しない考え方が芽生えた
学び直しを通じて、私は次第に「収入の柱を増やす」「キャリアの選択肢を増やす」という発想を持つようになりました。
実際、学んだWebライティングやブログ運営のスキルを使って、少しずつ副業にも挑戦するようになりました。
まだ大きな額ではありませんが、会社以外からの収入があるという事実は、精神的な安心感につながりました。
挑戦することへの恐怖が消えた
何より大きかったのは、「挑戦すること自体への恐怖」が弱くなっていったことです。
学び直しを始める前の私は、新しいことを始めるときに、いつもこう考えていました。
- 失敗したらどうしよう
- 続かなかったら恥ずかしい
- 時間とお金の無駄になるかもしれない
ですが、小さな学びと成果を積み重ねるうちに、こう思うようになりました。
「失敗してもいい。やってみてダメだったら、別のやり方を試せばいい」
このマインドの変化こそが、学び直しで得た一番大きな財産だったのかもしれません。
同じように、スキル習得をきっかけにキャリアチェンジしたストーリーはこちらでも紹介しています。
→ 【実話インタビュー】40代未経験からWebスキルを習得し転職成功|人生を変えた学び直しの全記録
学び直しを始めたい人に伝えたいこと
「今日の30分」が未来を変える
もし今、あなたが「学び直しに興味はあるけれど、一歩が踏み出せない」と感じているなら、まずお伝えしたいことがあります。
変えるべきなのは、いきなり“人生全体”ではなく、今日の30分です。
将来どうなるかは誰にも分かりません。
でも、今日の30分の使い方なら、自分の意思で選べます。
スキルより大事なのは“続けた事実”
よく「どのスキルを選べば正解ですか?」と聞かれますが、私の答えはいつも同じです。
「正解のスキル」より、「続けられるスキル」の方が大事だと思う。
どんなに将来性のあるスキルでも、3日でやめてしまえば意味がありません。
一方で、そこまで派手ではないスキルでも、1年続ければ、周りとの差は確実に生まれます。
人生を取り戻すために必要なのは才能ではない
学び直しを始める前の私は、「自分には特別な才能がない」と思っていました。
でも、今の私は、それを欠点だとは思っていません。
なぜなら、人生を取り戻すために必要なのは、才能ではなく「小さな一歩を積み重ねること」だと分かったからです。
毎日30分でも、自分のために時間を使う。
それを続けるだけでも、1年後には、きっと今とは違う景色が見えているはずです。
今日から始められる“学び直しの最初の3ステップ”
① 興味のある分野を3つ書き出す
まずは、難しく考えずに「ちょっと興味があるかも」という分野を3つ書き出してみてください。
- Web制作(HTML/CSS)
- Webライティング
- デザイン、イラスト
- マーケティング、広告運用
- 動画編集、SNS運用
大事なのは、「完璧な一本」に絞り込むことではなく、「やってみたい候補」を見える化することです。
② 無料教材で最初の1時間だけ触れてみる
次に、その中から1つを選び、YouTubeや無料講座、公式ドキュメントなどを使って、最初の1時間だけ手を動かしてみてください。
このときの目的は、
- どれくらい難しいと感じるか
- 続けられそうかどうか
- ワクワクする瞬間があるか
を確認することです。
理解度よりも、「自分との相性」を見るイメージでOKです。
③ 小さな成果物を1つ作ってみる
1〜2週間触れてみて、「これなら続けられそう」と感じたら、小さな成果物を1つ作ってみてください。
- 自己紹介ページ
- ブログの1記事
- 簡単なバナー画像
どんなに小さくても「形になったもの」があると、自信が一気に変わります。
それは、学び直しのスタートラインに立った証拠でもあります。
学びの習慣化や継続の工夫については、こちらの記事もきっと役に立つはずです。
→ 【習慣化のコツ】三日坊主で終わらせない“学びと副業”の続け方
学び直しロードマップ(3ステップ+継続)
- ① 興味のある分野を3つ書き出す
- ② 各分野を無料教材で1時間ずつ試し、「続けられそうな1つ」を選ぶ
- ③ 選んだ分野で、小さな成果物(ページ・記事・バナーなど)を1つ作る
- ④ 平日30分の学習を習慣化し、ゼロの日を作らず積み上げる
まとめ|「今日の30分」を積み重ねれば、人生は少しずつ取り戻せる
学び直しを始める前の私は、
- スキルもない
- 自信もない
- 行動する勇気もない
そんな平凡な会社員でした。
それでも、「今日の30分」を自分のために使うことを続けた結果、
- 自分のスキルに少しだけ自信が持てるようになった
- 会社以外の選択肢が見えるようになった
- 挑戦することへの恐怖が薄れていった
という変化が、少しずつ、でも確実に積み重なっていきました。
もし今、あの頃の私と同じように、
- 「このままでいいのか」とモヤモヤしている
- 何かを変えたいけれど、何から始めればいいか分からない
- 一歩踏み出す勇気がなかなか出ない
と感じているなら、どうか覚えていてほしいことがあります。
人生を取り戻すのに必要なのは、大きな決断ではなく、小さな30分の積み重ねだということ。
Re:Start Life(リスタートライフ)は、そんな「小さな30分」を積み重ねようとしているあなたを、これからも全力で応援していきます。
ほかの再スタート体験談も読みたい方は、こちらからどうぞ。
→ 再スタート体験談まとめ|人生を立て直した人たちのストーリー一覧
